多機能は無機能

利用シーンに合わせて選べる4種類〜ムーバの新モデル
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0410/04/news050.html

どれもスペックではなくて感覚に訴えているのが印象的。たぶん、スペック的にも十分魅力的なのだろう。しかし、それを声高に叫ばない所がなかなか良い。

iPodのPIM機能もそうだけど、一般の人に必要ないものは声高に言わなくて良い。スペック表のすみっこにでも書いておけばよい。その機能が欲しい人は隅々まで探すのだから。

たまに全機能を喧伝する広告があるが、あれはなぜか。既に無意識かもしれないが「多機能」が魅力だとの考えがあるからではないか。しかし、「多機能」は感覚に訴える事はできない。逆に何をする製品かがボケてしまって、まったく琴線にふれない広告になってしまう。

心を動かされない広告は落第だ。