稲妻の正しいカタカナ表記は「イナズマ」か「イナヅマ」か

背景:

イナズマイレブンの上映時間を調べていた際に、「稲なのに、なぜイナヅマと書かないのか?」の疑問が生じたため。

結論:

文部科学省の発行する「「現代仮名遣い」に関する内閣告示及び内閣訓令について」にて、「いなずま」と定義されている。理由は「現代語の意識では一般に二語に分解しにくい」というもの。

引用:

一 「現代仮名遣い」(昭和六一年内閣告示第一号)について
(五) <略>ただし、「じ・ぢ」「ず・づ」の使い分けのうち、「せかいじゆう」「いなずま」などについては、「じ」「ず」を用いることを本則とするとともに、「ぢ」「づ」を用いることもできるものとしたこと。

第2 特定の語については、表記の慣習を尊重して、次のように書く。
5 次のような語は、「ぢ」「づ」を用いて書く。
なお、次のような語については、現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として、それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし、「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。
例 せかいじゅう(世界中) いなずま(稲妻) かたず(固唾*) きずな(絆*) さかずき(杯) ときわず ほおずき みみずく

「現代仮名遣い」に関する内閣告示及び内閣訓令について
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19860701002/t19860701002.html